仏の裁判所が警察に対してドローンの撮影の中止を命じる決定

2020年5月11日に取り上げた、フランスの人権保護団体が、警察によるロックダウンの違反者を撮影するドローンの利用の禁止を求めた申し立てに関して、

フランスの裁判所(highest administrative court)は、2020年5月18日に、この請求を認める決定をしたようです。

同日のBloombergが報じています。

決定の理由として、ドローンの使用は、プライバシー権の重大かつ明らかに違法な侵害を構成すると判示したようです。

そのうえで、プライバシーに配慮した法律にを通じて使用する、又は、ドローンに撮影された者の特定を不可能にする技術を装備することによって、懸念が解消されるまで、ドローンの使用を禁じる決定をしたとのこと。

フランスは5月11日にロックダウンの緩和を開始しているとのことで、これが上記決定に影響を与えている可能性もありますが、記事からははっきりしません。

(2020.5.19)

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