都内で無認可ドローン飛行で初の逮捕者

警視庁が、2019年5月27日、都内の人口密集地で無認可でドローンを飛行させた男を航空法違反容疑で逮捕したと発表したようです。2019年5月27日の日経新聞が報じています。

2019年5月9日の午後10時頃、江戸川区の公園で飛行させていたとのことです。

人口密集地の無認可飛行(航空法132条2号違反)の刑罰は50万円以下の罰金刑(航空法157条の4第1項)なので、書類送検で処理されるのが通常です。

しかし、日経新聞によれば、容疑者が、ドローンの任意提出を拒み、捜査関係書類の自書欄に虚偽の氏名を書いたことから、証拠隠滅のおそれがあるとして、逮捕に踏み切ったようです。そのため、この逮捕はレアなケースと言えます。

違反があったのは5月9日で、以降取り調べが継続していたようですので、現行犯逮捕ではなく、通常逮捕のようです。

前にも触れたことがありますが、都内の公園は東京都立公園条例でドローン飛行が禁止されているので、本件は、この条例の違反にもなります。但し、罰則は、過料5万円にとどまります。

(2019.5.28)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です