Wing Aviation LLCがバージニア州のドローン物流に関してFAAから認可取得

先日、Wing Aviationが、第1号で、FAAからドローン物流に関する航空事業者としての認可取得見込みであることの詳細をまとめましたが、想定よりも早く認可を取得したようですFAAのプレスリリースが出ている他、4月23日のWall Street Journal等米国の各紙が報じています。

認可は、Wingが参加していたUAS Integration Pilot Programが実施されていたバージニア州のブラックスバーグ(Blacksburg)エリア限定のようです。

WSJによれば、目視外飛行で、食品や薬品等を消費者に運送することが認められるようですが、日中の飛行に限定され、夜間飛行は対象外のようです。

Wingが、第1号で、認可を取得したことの理由として、FAAのプレスリリースでは、以下のように述べられており、参考になります。

Wing demonstrated that its operations met the FAA’s rigorous safety requirements to qualify for an air carrier certificate. This is based on extensive data and documentation, as well as thousands of safe flights conducted in Australia over the past several years.

海外での飛行実績が考慮されている点が印象的です。

日本も米国と同様、規制が厳しく、物流が許容されるのはまだ時間を要するように思いますが、規制がより緩やかな海外での飛行実績を積み、データを積み重ね、将来の日本での認可取得を目指すアプローチが有効のように思えます。

(2019.4.27)

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