ガーナにおけるドローンによる医薬品配送プロジェクトの開始

ワクチンや輸血用血液等の医薬品をガーナの患者に配送するドローンプロジェクトの開始が発表されています。非営利法人のGAVI Allianceが2019年4月24日にHPで発表している他、2019年4月24日のReutersや4月25日のBloombergが報じています。

この種のプロジェクトとしては世界最大規模で、

・4つの物流センターから、2.2億人の人口を抱える4つのエリアに所在する2000の病院等に配送(パラシュートで投下)
・1フライト30分以内
・1日合計600フライト

を実現することを目標としているようです。

プロジェクトの担い手は、前に紹介したルワンダのプロジェクトを手がけているカリフォリニアのZiplineで、Gavi Alliance、UPS、Pfizer、ガーナ政府が協力しています。

Bloombergによれば、ガーナは来年大統領選挙を控えており、このプロジェクトは、再選を目指す現大統領に追い風となると報じています。

また、同紙によれば、Ziplineは、今後、North Carolinaにて、医薬品配送のプロジェクトを計画しているようです。前にも紹介したとおり、同社は、North CarolinaのIntegral Pilot Programにおいて名を連ねています。アフリカとは異なり、米国は規制が厳しい点が課題になっているようですが、海外での豊富な飛行実績やデータをもとに取り組んでいくようです。

(2019.4.28)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です