島根県美郷町が町内全域においてドローンを可能とし、物流に活用することを検討

島根県美郷町が、町内全域においてドローンの飛行を可能とし、物流に活用することを検討しているようです。

2019年9月2日の共同通信、毎日新聞、NHKニュースが報じています。

高齢化や人口減少によって、トラックによる過疎エリアの物流が困難になっていることが背景にあるようです。

プロジェクトのために必要な予算案が町議会に提出され、現在審議中と思われます。美郷町のHPには、「予算が計上されていない段階であるため詳細については差し控えさせていただきます」とあります。

予算が計上されると、国交省と協力の上、来年度実証実験が開始される見通しのようです。

検討するべき法的問題としては、以下のようなものがあると思います。

・「町内全域においてドローンの飛行を可能」とは、有人地帯上空の飛行まで想定しているのか。
・有人地帯上空の飛行を想定している場合、各住民の同意を取得するのか、カメラ付ドローンによる居住地域の撮影や、撮影動画・画像の取得・管理をどのように規制するのか。

今後、どのような議論が進むのか興味深く、ドローン物流事業の進展の上で、有益なモデルになる可能性があるように思います。

(2019.9.8)

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