ISOによるドローンに関する国際標準規格の草案⑫~Operation procedures(10条、その5(10.4.7)~夜間の運行)

引き続き、ISOによってドローンの国際標準規格の草案として発表された、「Unmanned aircraft systems–Part 3:  Operational procedures」の内容の整理です。今日は、夜間の運行に関する10.4.7についてです。

<Operation/オペレーション(10条)>

10.4.7 夜間の運行

夜間運航に関する航空当局の規制が存在する場合、オペレーターは、その要件に従うか、その基準を上回るようにする。

オペレーターは、夜間にUAを運行する場合、最低限、以下の事項を確保する。

a) 離着陸エリアが、夜間の運行に適していること

b) 遠隔操縦士が、着陸方向を決定するため、風向を分析できること

c) UAが発する照明が、他の航空機の危険にならないこと

d) 予定の飛行に関する障害/危険を確認するために、飛行前、日中に現場の適合性調査を実施すること

e) UAへの注意のための照明が、誤解を与える可能性がある場合には、これを使用しないこと

f) 遠隔操縦士が、夜間、他の航空機、地上の人・構造物・障害物を視認し、回避するための方法

g) UAの視認性を高める方法を整え、遠隔操縦士はUAの位置、高度、向き、動きを継続的に監視できること

h) 運行に関与している者が、見誤りを認識し解消する知識を持ち合わせること

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