ISOによるドローンに関する国際標準規格の草案⑪~Operation procedures(10条、その5(10.4.5~10.4.6)~自律運行等)

引き続き、ISOによってドローンの国際標準規格の草案として発表された、「Unmanned aircraft systems–Part 3:  Operational procedures」の内容の整理です。今日は、10.4.5と10.4.6についてです。

<Operation/オペレーション(10条)>

10.4.5 自律運行

UASの自律運行については、様々な整理があるが、手動による操作を支援し、高度と位置の維持、衝突回避、事前にプログラムされた飛行経路の飛行を実現するベーシックな自律飛行システムから、人の力を借りない完全な自律飛行システムまで存在する。

自律飛行の安全確保のため、オペレータは以下の点を確保しておく必要がある。

a) 自律飛行のレベルにかかわらず、自律飛行中いつでも、人為的な介入が可能であること

b) 自律飛行システムでは安全に解決できない安全上の重大な障害が発生した場合に、人為的な介入ができるよう、全ての運行を監視すること

10.4.6 コミュニケーション/連絡

操縦者は、運行中に、ダイバート手続を実施する場合には、事前に当該民間航空当局と調整する。航空機(UAS)が復旧時に自動シャットダウンしない場合や、シャットダウンを遠隔指示できない場合、手動によるシャットダウンを地上要員が安全に実施できるようにする。

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