インドの航空局(Ministry of Civil Aviation)は、2021年8月26日に、ドローンの運航に関する新しい規則(The Drone Rules, 2021)を発表しました。
当局による通知文書が出ています。
同局は3月に規則を発表していたのですが、規制が煩雑との批判を受けて、今回再度制定したようです。旧知のインドの法律事務所からもお知らせが幾つか来ました。
法文は航空局のHP内の
下記URLに出ていました。
https://egazette.nic.in/WriteReadData/2021/229221.pdf
スクロールすると英語のものが出てきます。
機体は、①ナノ(機体重量250グラム未満)、②マイクロ(同250グラム以上2キログラム未満)、 ③スモール(同2キロ以上25キロ未満)、④ミディアム(25キロ以上150キロ未満)、 ⑤ラージ(同150キロ以上)という形で分類されています(5条)。
①を除いて機体については認証が義務づけられ(6条)、運航に際しては機体登録が義務付けられています(14条)。
操縦に際しては、①及び②の一部(非商業飛行)の場合を除き、操縦免許(remote pilot license)を取得する必要があり、18~64歳の年齢制限があるようです(31条・33条)。
飛行区域はレッド(原則として飛行禁止)、 イエロー(飛行には事前の許可が必要)、 グリ ーン(自由に飛行可)の3種類に分かれており、それぞれ、条文上に定義があります。
機体等の輸入に関する規制(11条)や、付保義務に関する規定(44条)も存在します。
(2021.9.25)
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