矢野経済研究所が、2020年2月20日に、同所のHPにて、将来の、世界のドローン市場の成長に関する予測結果の調査結果を発表しています。
同研究所のプレスリリースでは、以下のような内容が発表されています。
- 2018年のドローン世界市場規模は軍用需要と民生需要（産業用機体、個人用（ホビー）機体、機体を活用した商用サービス）の合計で約1.6兆円（1USドル=110円で換算）
- 2020年から2025年における年平均成長率（CAGR）は8.3％で成長
- 上記内訳として、
- 軍需用ドローン: 同年平均成長率が 4.1％
- 民間（産業用+個人用）ドローン機体: 同11.7％
- ドローン機体を活用した商用サービス: 同15.5%
点検、検査分野の成長が目覚ましいとのこと。商用サービスのうち最も成長率が高いと予想されるのは輸送・配送サービスで、その理由は現状ほぼゼロであるものの、今後、5年間で許認可が取れることが見込まれるからとのこと。
新型コロナウィルスの感染拡大により、非接触のサービスを実現できるドローンの活用が増えているように思われ、上記データにはこの点は織り込まれていないと思われます。今後の実際の推移が注目されるところです。
(2020.4.7)
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