2018年に接した本・映画・美術展など

ドローンや法律からは離れますが、2018年の後半に読んだ本、観た映画、訪れた展覧会を備忘的にまとめました。

<本>

・「哀愁の町に霧が降るのだ」: ◎

~椎名誠の青春期。乱雑にみえて、構成が良く考えられていて、緻密な印象も受ける。友人の木村晋介弁護士の懐の深さが描かれている。

・「危機の宰相」: ○

~池田首相とそのブレーンを描いた沢木耕太郎のノンフィクション。知らないことも多く、勉強になる。読後感の爽快感はない。

・「翔ぶが如く」: △

~司馬遼太郎の西郷隆盛考。評論調があまり面白くなく、途中でストップ。

・「理系の子」:  ◎

~原題は「Science Fair Season」で、米国の科学コンテストに挑む様々な学生の姿・バックグラウンドをわかり易い文体で描いたもの

・「午後の曳航」:◎

・「春の雪」:◎

・「奔馬」: ◎

・「暁の寺」: ○

・「天人五衰」: ○

・「絹と明察」:○

~三島由紀夫は今まであまり読んでいなかったが、改めてその文章力・構想力に驚く。

・自省録: ○

~まだ拾い読みの段階

<映画・海外ドラマ>

・「ジ・アメリカンズ」: △

~シーズンの前半は緊迫感とメリハリがあって面白かったが、シーズン後半はマンネリ感があり、見るのをやめてしまった。

・「検察側の罪人」: ○

~娘と映画館にて鑑賞。検事2人(木村・二宮)の演技が良かった。タイトルロールを見ると、事務所の同僚が法律監修をしていた。

・「House of Cards(final season)」: ◎

~クレア・アンダーウッドのみでやや物足りなさを感じたものの、人間関係・感情の複雑な絡みを見事に描いている。

・「アイヒマンを追え!」: ○

~アルゼンチンに逃亡したアイヒマンを追跡するドイツの検事長と部下のストーリー。描写が素朴で、淡々としているが、独特の間が良い。

・「ペンタゴン・ペーパーズ」: ○

~スピルバーグ×トム・ハンクスはデジャブ感があるものの、メリル・ストリープはさすが。スピルバーグは、この映画でトランプ大統領を暗に批判していることは明らか。

・「ブリングリング」: ○

~ソフィアコッポラの映画。エマ・ワトソンがとても良い。

・「Fake or Fortune](BBS): ◎

~美術品の真贋を追求する60分完結型のBBCドラマ

<美術展>

・草間彌生美術館(2018年夏): ○

~前年に開催された大展覧会で展示されていた絵が多かったものの、原色のパワーに圧倒され、美術館を出た後は、へとへとに。

・縄文展(2018年夏):  ◎

~縄文土器が多数集まり壮観。関連の展示も充実。混雑。

・ボナール展(2018年12月):  ◎

~オルセー美術館所蔵のものが多く、充実。混雑なし。室内画、静物画、素描が良かった

・フェルメール展(2018年12月): ◎

~時間指定だったものの、箱が大きくないこともあって、混雑。「牛乳を注ぐ女」「ワイングラス」が素晴らしかった

・ムンク展(2018年12月30日):  ○

~年末の閉館間際を狙ったものの、ひどい混雑。暗く、パワフルな絵が多かった

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