UPSがドローン配送事業のための子会社を新設し、FAAに対し更なる事業認可申請を行う

前にUPSのドローンの配送事業を取り上げましたが、UPSは、ドローンの配送事業のための子会社(UPS Flight Forward, Inc)の新設を行ったことを、2019年7月23日に、同社のHPで公表しています。

新設されたUPS Flight Forward, Incは、ドローンの配送事業を推進・拡大するため、いわゆる、FAA Part 135 certificationの交付を申請しており、年内の実現を目指すとのことです。これが実現すれば、同社が初となり、航空事業者(air carrier and operator)として認定され、かつ、複数の商用ドローンの、目視外、夜間飛行が実現するとのこと。

同社の発表によれば、他社が得ている許認可よりも自由度が高くなるとのこと。前に書いたWing Aviationが取得したものも航空事業者としての許認可と思われますが、エリア限定・夜間飛行対象外であり、今回のUPSが申請したPart 135の許認可を取得できた方が、許容事業の範囲が広くなるようです。

前に述べたように、今まで目にした情報からすると、本日現在、同じくドローン配送事業を進めているAmazon(Amazon Prime Air)も、Part 135の許認可の申請には至っていないように思われます。

なお、UPSが現在行っているヘルスケアに関するドローン配送事業は、FAA Part 107に基づくもので、特定の事業を対象とした限定的な許認可とのこと。

(2019.7.31)

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