つくば市が「スマートシティに向けたドローン配送プロジェクト」の提案を採択

つくば市が、全国から公募していた「令和元年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」において、トルビオンズが提案した「スマートシティに向けたドローン配送の社会実装プロジェクト」を採択しています。

つくば市のHPにおいて公表されているほか、2019年9月21日の東京読売新聞が報じています。

この提案の内容は、

宅配数の増加や、物流業界の人手不足により、ドローン配送の必要性は高まっているのに、土地所有者の許可なく第三者上空飛行を行うことができないことから、

つくばを、ドローンシティのロールモデルとして、

①各所にドローンポートを設置し、ドローンを用いた配送インフラを整備し、サービスを利用する家庭にドローンで商品を届ける。

②上空の利用に同意し、配送先のポートに登録する土地所有者には、空の利用料として、配送毎の報酬が支払われる。

というアイデアになっています。スマートシティ内にドローンハイウェイを作る構想と言えます。

つくば市の中心市街地なども想定されているようなので、上空の利用に同意する土地所有者がどの位現れるか、騒音の問題がどうかといった点が課題と思われます。

市は、関心を示しており、100万円を上限に、実証実験の費用を補助し、実験参加者(小売業者・土地所有者)を募る等の協力をするとのことです。

トルビオンズは、福岡市都心部での目視外飛行の実証実験や、下関の私有林上空でのプロジェクトなどを手がけています。

(2019.10.3)

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