テトラ・アビエーションが受賞した米国のeVTOL開発コンペに際して取得したFAA許認可

eVTOL機の開発を手掛ける日本のスタートアップ企業のテトラ・アビエーション株式会社が、米国で2月下旬に行われた、1人乗りeVTOL開発コンペ(GoFly)にて受賞したとのニュースが出ています。PR TIMESが配信する2020年3月2日付プレスリリースにて報じられています。

2月21日付プレスリリースによれば、テトラは、このコンペに先立ち、米国内でのデモ飛行・テスト飛行を行うため、FAAとの調整を行い、下記の試験飛行許可を申請し、書類審査や実地検査等を経て、無事承認されていたとのことで、日本企業としては初の許可取得だったとのことです。

(1)Special AC(Special Airworthiness Certificate、特別耐空証明)

研究開発用航空機等を米国空域で飛行させることに対する認可で、対象となる航空機の安全性や運用手順等を示す各種書類や申請書の提出、ならびにFAAによる実地検査を経て、付与されるとのこと。連邦航空規則(14 CFR Part 21)に基づく手続で、FAAのページにプロセスが記載されています。

(2)COA (Certificate of Waiver or Authorization、飛行許可証)

米国空域で無人航空機を運用する際に必要となる認可で、運用対象となる無人航空機とその運用計画をFAAに提出し、FAAの審査を経て、認可が付与される。テトラは米国カリフォルニア州のHalf Moon Bay空港およびMoffett Federal AirfieldにおけるCOAを取得したとのこと。無人航空機に関する連邦航空規則(14 CFR Part 200)に基づく手続です。

(2020.3.14)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です