金融に関するトピックになりますが、
2020年9月3日(木曜日)に、金融ファクシミリ新聞社のセミナールームにて、事務所の同僚と共に、「買収ファイナンス徹底解説講座」というタイトルで、買収ファイナンスに関するセミナーを開催させて頂く予定です。
受講者のニーズが多岐に亘ることが多いため、2部構成で、午前に基礎編、午後に応用編という形で実施します。予定している内容は以下のとおりで、応用編では新型コロナウイルス蔓延による影響についても言及しようと思っています。
●9:30から11:30: 「基礎編 ~実務上の交渉ポイント・留意点を中心に」
- 買収ファイナンスのスキームとその特徴
- 買収取引に関するリーガルリスクの分析~買収ファイナンスの観点から: (1)法務監査報告書の分析 (2)買収契約の分析
- 買収ファイナンスにおけるローン契約の交渉ポイント
- 担保・保証に関する交渉ポイント: (1) 買収ファイナンスにおける担保・保証の特徴、(2) 「全資産担保」の意味
- セカンダリー取引: (1) 債権譲渡契約の分析、(2) 保証・担保権の移転に関する留意点
- メザニンファイナンスにおける交渉ポイント
●13:30から16:30: 「応用編 ~各種多様化により生じている近時の論点」
- 資金調達スキームの多様化: (1) メザニンファイナンス手法の多様化、(2) 合同会社利用スキーム、(3) コーポレートとノンリコースのハイブリッド、(4) 共同投資家が存する場合の交渉ポイント、(5) 信託利用型スキーム(多様な資金供与者の参加・その関係のシンプル化)
- ローン契約内容の多様化: (1) 将来用途のための各種ファシリティ、(2) ビッド対応とCertain Funds
- 公開買付案件の多様化に応じた買収ファイナンス: (1) 多様化した公開買付案件、(2) ローン契約上の留意点、(3) その他各種論点
- 買収対象の多様化: (1) IFRS採用等の会計基準の影響、(2) 海外担保・保証に関する留意点
- 新型コロナウイルス感染症の蔓延による影響: (1) MAC条項、(2) 運転資金の調達に関する問題、(3) その他各種論点
(2020.7.5)
最近のコメント