米国FAAのドローン遠隔識別ルール(drone remote identification rules)に関する動き

米国の2人の連邦上院議員が、2019年4月19日、FAAに対して、ドローンの遠隔識別に関する規則(drone remote identification rules)の制定を急ぐよう書面で要請したとのニュースが出ています。2019年4月30日のReutersが報じています。

2人の上院議員とは、エドワード・マーキー(Edward Markey)氏(民主党、マサチューセッツ州)とジョン・スーン(John Thune)氏(共和党、サウスダコタ州)です。当該ルールが、増加している不法・未登録ドローンの取締のために不可欠なツールであるという主張です。前に、DJIも同様のコメントをしています。

FAAも、2019年4月19日、これが最優先事項であり、規則案の制定を進めているとのことです。現時点では、2019年7月21日までに公表予定とのことです。

立法が遅れている背景は、ソフトやハードの仕様や、プライバシー、データーセキュリティの取扱いについて、業界や当局のコンセンサスが固まらないことにあるようです。

(2019.5.12)

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