東京都は、台風19号による被災で、集落の一部が孤立状態にある奥多摩町に対して、完全自律型ドローンを利用した、救援物資の提供を行う旨発表しています。
2019年10月25日の東京都防災ホームページにて発表されており、概要は以下のとおり。
・実施時期: 10月28日
・飛行区間: 西多摩郡奥多摩町の日原68所在の会社から、日原536所在の会社まで
・運搬重量:2kg以内
・回数: 3往復程度
・協力企業: 自動制御システム研究所、ANA、NTTドコモ
2019年10月26日の日経新聞によれば、歯ブラシや歯磨き粉といった生活必需品が対象のようです。
実施主体が東京都の場合でも、何らかの形で、航空法上の手続を経ているように思われます。目視外で、第三者上空飛行の可能性もあり、通常の実証実験ではそれなりに承認取得のために手間がかかりそうです。今回の緊急物資の提供の場合、どのようなプロセスになったのか気になるところです。運搬重量が2kgということで、慎重を期している印象もあります。
(2019.10.28)
追記: 上記に関して2019.11.1のアップデート記事があります。
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