関西空港の不審ドローンの捜査が難航

2019年11月に起きた関西空港での不審ドローン飛行の捜査は難航しているようです。

2019年11月17日の中国新聞や京都新聞によれば、空港内のカメラの映像には機体は映っていなかったようです。

また、捜査関係者の中には、周辺は海風も強く、操縦は容易ではないので、敢えて飛ばす理由もなく、風船や周辺を運行する船舶の光と見間違えた可能性もあるのではという意見もあるようです。

なお、この件は航空法違反ですが(前の関連記事)、中国新聞によれば、大阪府警は、威力業務妨害罪(刑法234条)の容疑でも捜査しているとのこと。

(信用毀損及び業務妨害)
刑法233条
虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

(威力業務妨害罪)
刑法234条
威力を用いて人の業務を妨害した者も前条の例による。

なお、2019年11月9日の東京読売新聞によれば、国土交通省は、空港上空を無断飛行するドローンを検知できるシステムを各空港に配備する予定で、2020年度の予算の概算要求(前の関連記事)にも既に折り込み済みのようです。

(2019.11.30)

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