国際標準化機構(International Organization for Standardization、ISO)は、多岐に亘る国際規格(International Standard)を策定している国際的な組織ですが、ドローンに関する国際標準規格の策定が進められています。
ISO/TC20/SC16(Unmanned aircraft systems)という委員会で、4つのワーキンググループ(WG)に分かれているようです。
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WG1: General
WG2: Product manufacturing and maintenance
WG3: Operations and procedures
WG4: UAS Traffic Management
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議決権を有する加盟機関は16カ国で、日本(日本工業標準調査会、JISC)も含まれています。オブザーバー国は5カ国です。
ISOのHPによれば、現段階において、国際規格のは以下のような内容になっています。
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1 Unmanned aircraft systems — Part 1: General specification
2 Unmanned aircraft systems — Part 2: Product systems
3 Unmanned aircraft systems — Part 3: Operational procedures
4 Categorization and classification of civil unmanned aircraft systems
5 UAS Traffic Management (UTM) — Part 1: General requirements for UTM — Survey results on UTM
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3の策定作業が一番進んでおり、本日現在、3のみ、2018年11月22日に公表されています。
1、2、4は委員会で検討されている段階で、5はそれより手前の作成段階です。UTMの議論はこれからで、Part2以降の案も随時出てくるのではないかと思います。
MIT Technology Reviewの記事によれば、(公表分について)2019年1月までコメントを受付け、2019年中に世界中で採択される見込みとのことです。それぞれのパーツ毎にコメントを受付け、採択していくということなのか少しはっきりしません。
上記3は、20ページほどで、全文を入手するためには、購入する必要があります。入手して読んでみました。
今後、内容について、整理してみたいと思います。
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