ドローンによるヘルスケア配送事業の有望性

ドローンによる物流事業は、規制の壁があり、先駆けて計画したAmazonをはじめ難航しています。国内でも過疎地域での検討が進められていますが、採算の壁があります

2019年6月15日のEconomistの小稿(「Flying Start」)は、その中でもヘルスケアの配送事業は有望であると論じており、有益な記事でした。

代表的なスタートアップのZiplineの例を上げて、同社がルワンダ、ガーナ、ノースカロライナで事業を進め、今後3-4年で7億人の利用者への提供を目指していること、2019年5月17日に同社が190M米ドルの資金調達に成功したことを紹介しています。

その上で、医薬品は軽量である上に通常の荷物よりも高価であり、飛行ルートも病院間など比較的固定化できること、緊急時におけるドローンのスピードの優位性、機体コストを抑えられる、採算性、安全な飛行ルートという観点で、医薬品の配送事業はドローンに合っていると論じています。

しかしながら、日本は、規制(医薬品医療機器等法)上ドローンによる医薬品の配送事業はできない形になっています。

(2019.6.29)

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