原発付近上空でドローン飛行が発見された事案

静岡県御前崎市佐倉の浜岡原子力発電所西側上空で、ドローン(重量約450g)が飛んでいるのが目撃され、操縦していた男が、小型無人機等飛行禁止法違反の容疑で事情聴取を受けているとのニュースが出ています。

2019年12月14日の静岡新聞や中日新聞が報じています。

浜岡原発の敷地とその周囲300mの地域は、重要施設の周辺地域上空として飛行が禁止されています(小型無人機等飛行禁止法7条)。警察庁のHPに資料が公表されています。

原発西側の新野川河口付近上空での飛行だったとのことで、「釣りに行く前にモニターで波を見ていた」と供述しているようで、今のところ、テロ等ではないようです。

河川敷であれば大丈夫だろうと思っていても、重要施設の存在を見落とすと、航空法上の手続を講じていても違反になってしまうという落とし穴を示す例と言えます。

(2019.12.25)

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