「プラントにおけるドローンの安全な運用方法に関するガイドライン」の改定

前にも何度か取り上げているトピックですが()、経済産業省は、消防庁、厚生労働省と共に、ドローンによるプラント点検に関するガイドラインである「プラントにおけるドローンの安全な運用方法に関するガイドライン」を改定し、2020年3月27日にHPで公表しています。

改定内容は、プラント屋内での活用を可能にするため規定を整えた点にあります。ガイドラインの冒頭には、改定の理由について以下のような記述があります(以下、抜粋)。

一方で、初版のガイドラインはプラントの「屋外」でドローンを活用することを対象にしており、塔槽類や配管、タンク等の設備の内部といった「屋内」においても腐食状況を確認する等のニーズが存在するものの、ドローンへの通信電波への影響や空間内の気流の乱れといった特有のリスクやドローンを安全に活用させるための課題が存在した

このため、実証実験における成果や研究会での議論を通じ、屋内でのドローン活用の安全要件を整理し、その際に必要なリスクアセスメントやリスク対策を盛り込む形で本ガイドラインを改訂した。ドローンの安全な運用方法について整理し、追記したものとなっている。

「屋内特有の要件」「屋内特有のリスク」「屋内特有のリスク要因」「屋内特有のリスク対策」「屋内特有の情報共有」「屋内特有の対応」といった形でまとめられています。

(2019.4.17)

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