先日コメントした、五島市の業務委託公募型プロポーザルに関する資料を読んでみました。業務委託仕様書によれば、業務委託内容は以下のようになっています。
① 業務名:平成 30 年度五島市ドローン i-Land プロジェクト離島間無人物流事業
② 対象地域:五島市内
③ 実施業務内容:
● 気象観測装置の設置とデータ提供システムの整備
ドローンの離陸・着陸ポイントにおける局所的且つリアルタイムな気象情報を観測し、そのデータを閲覧するシステムを提供する。ドローンの目視外飛行実施の際の飛行ルート上の天候を把握し、安全性を確保するためのツールとして活用するための設備及びソフトの整備を行う。
● 気象観測データを用いたドローンによる離島間輸送の実証実験
● 小型自動航行船を活用した離島間輸送の実証実験
● 小型地上無人輸送車両を活用した島内個別宅配輸送の実証実験
ドローンのみならず、自動航行船や、無人輸送車両の実証実験も、業務委託内容に入っている点が興味深いところです。
五島市の発表資料によれば、離島部のメリットを活かし、都心部では実施が困難な目視外飛行の実証実験の場を提供できることをアピールしています。また、市内無人物流網の構築と、市内離島地域住民の生活における利便性の向上、市内雇用の創出を目的とすることを掲げています。
委託金額の上限は平成30年度: 合計最大4,246千円(税込)とのことです。委託内容が、高度で、複数分野に亘ることから、対応できる金額なのかが少し気になりましたが、今後の進展に期待です。
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