ドローンに関する米国連邦航空規則(14 CFR Part 21)の変更案に関するパブコメ

FAAが、ドローンに関する、連邦航空規則案の変更案(Type Certification of Unmmaned Aircraft System)を公表し、パブリックコメント手続に入っています。Federal Registerにおいて2020年2月3日から掲載されており、期限は2020年3月4日です。

具体的には、14 CFR (Code of Federal Regulation, Title 14(Aeronautics and Space) Part 21に関する変更案です(Docket No FAA-2019-1038)。

連邦航空規則上、ドローンの運航は、通常の航空機の一般規定とは別に、特別規定であるPart 107 (Small Unmanned Aircraft Systems)によって規制されています。通常の航空機において求められる耐空性基準(airworthiness criteria)や、型式証明(type certificate)に関する要件はなく、夜間飛行、400フィート超の飛行、目視外飛行などが禁止されており、商用利用のためこれらの飛行を行うためには、現行法上、FAAから個別同意を取得する必要がある形になっています(Part 107.200)。

FAAは、今般、一定のモデルのドローンについて、公表資料によれば、通常の航空機と同様の規制をかけることを提案しているように思われます。具体的には、連邦航空規則のSubpart B(Type Certificates) Part 21の改正です。

Part 21は通常の航空機を規制する一般規定といえます。Part 21.17(b)に規定する「special class」にこのような特定のドローンを含め、新しい安全基準を定めることを検討しているようです。現在の21.17(b)は以下のような規定です。

§ 21.17 Designation of applicable regulations.

(a) Except as provided in §§ 25.2, 27.2, 29.2, and in parts 26, 34, and 36 of this subchapter, an applicant for a type certificate must show that the aircraft, aircraft engine, or propeller concerned meets –

(1) The applicable requirements of this subchapter that are effective on the date of application for that certificate unless –

(i) Otherwise specified by the FAA; or

(ii) Compliance with later effective amendments is elected or required under this section; and

(2) Any special conditions prescribed by the FAA.

(b) For special classes of aircraft, including the engines and propellers installed thereon (e.g., gliders, airships, and other nonconventional aircraft), for which airworthiness standards have not been issued under this subchapter, the applicable requirements will be the portions of those other airworthiness requirements contained in Parts 23, 25, 27, 29, 31, 33, and 35 found by the FAA to be appropriate for the aircraft and applicable to a specific type design, or such airworthiness criteria as the FAA may find provide an equivalent level of safety to those parts.

特定の型式の機体に関する安全基準が定められ、これをパスすれば運航できるという運用が可能になれば、FAAから個別同意(waiver)を取得する手続を行う必要がなくなり、安全基準が明確になると同時に、審査が効率的になるように思われます。

2020年2月6日付のWall Street Journalは、この変更案は、商用ドローンの普及につながる大きな一歩であると述べています。

航空機と無人航空機を一体とする運航管理システムの開発も課題であるところ、この立法は、この航空機と無人航空機の一括管理という目的にも沿っているように思われます。

(2020.2.23)

 

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