論稿: エクエーター原則/赤道原則(第4版)の概要とその意義

国際金融・ESGに関するトピックですが、

事務所の同僚と共に、「エクエーター原則/赤道原則(第4版)の概要とその意義」というタイトルの論稿を国際商事法務の2020年8月号(VOL48, No.8)に寄稿し、掲載頂きました。

2019年11月に第4版として改正され、2020年10月1日に発効予定の、エクエーター原則(第4版)について論じたものです。その全文はThe Equator PrinciplesのHPで見ることができます。

エクエーター原則とは、大規模なインフラや資源開発等のプロジェクトへの融資に際して、適切な環境・社会配慮がなされているかを調査・確認するための基準等を定める民間金融機関の自主的な枠組みをいいます。国際金融取引を行う国内外の大手銀行が参加しています。

今回の改正では、適用される取引範囲が拡張され、人権・気候変動への配慮が強められており、近時の人権・環境問題の議論の進展が反映された重要なものになっています。

(2020.8.20)

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