2021年3月12日に、航空法施行規則の一部改正案が、パブリックコメントに出されています。受付締切は4月10日です。
消火活動を行っている消防防災ヘリの飛行が、ドローンの飛行によって阻害される事案が発生したことから、かかるドローン飛行を規制する等の改正を行うようです。以下は、パブリックコメントに供されている資料の抜粋です。
(1)無人航空機の飛行の禁止空域の追加(規則第 236 条関係)
国土交通大臣が、消防、救助、警察業務その他の緊急用務を行うための航空機が飛行する空域(以下「緊急用務空域」という。)を、無人航空機の飛行の禁止空域として指定できることとする。
また、国土交通大臣は、当該空域の指定を行った場合は、インターネットの利用その他の適切な方法により公示しなければならないこととする。
(2)無人航空機を飛行させる者の飛行前確認事項の追加(規則第 236 条の4関係)
無人航空機を飛行させる者が飛行前に確認しなければならない事項として、無人航空機を飛行させる空域が航空法第 132 条の飛行の禁止空域でないことを追加する。
(3)凧揚げ、花火等を行う際に許可又は通報が必要な空域の追加(規則第 239 条の2及び第 239 条の3関係)
緊急用務空域として国土交通大臣が指定する空域を、凧揚げ、花火等を行う際に許可又は通報が必要な空域に追加することとする。
また、国土交通大臣は、当該空域の指定を行った場合は、インターネットの利用その他の適切な方法により公示しなければならないこととする。
新規則の公布日は4月下旬、施行日は公布日から10日経過後の日とされています。
(2020.3.20)
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