空港駐車場にてドローンの電源を入れたために発生した刑事事件

昨年(2021年)の6月に、福岡空港の空港駐車場にて、ある男性が駐車した乗用車内でドローンの電源を入れたところ電波が発信され、空港がこれを察知し、安全確認のため飛行機の離着陸を一時停止させた事件が発生しています。

飛行機は3便遅れ、男性は威力業務妨害の疑いで書類送検されました。2022年3月16日の西日本新聞によれば、男性は事実を認めていたようですが、最終的には不起訴となったようです。

下記は、業務妨害罪に関する刑法の条文です。

(信用毀損及び業務妨害)
第二百三十三条 虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
(威力業務妨害)
第二百三十四条 威力を用いて人の業務を妨害した者も、前条の例による。

悪気がなくても大事になってしまいます。空港付近では、ドローンの電源を入れないよう、注意が必要ですね。

(2022年3月18日)

 

 

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