Economistの9/15-21号は、創刊175周年版とのことです。
同号に、米国の航空法関連の記事が出ていました。
Air Carrier Access Act(ACAA)という法律が、障害を持つ乗客の差別的取り扱いを禁止していることから、盲導犬等のservice animalと共に搭乗が認められている障害を持つ乗客と、ペットとの同乗を希望する乗客の取り扱いをどう区別するかの判断に伴うリスクを航空会社が負担しているという話です。
後者のペットは、前者のservice animalのように飼い主の目となり耳となり、という役割を果たすわけではありません。ところが、乗客が、精神的な問題を抱えている場合に、ペットが精神的な癒し(emotional service)を与えているとの専門家からの書類が提出される場合(webサイト経由で簡単に可能なようです)には、同乗ができるようになっているようです。
その結果、ペットの搭乗件数、飛行機内での動物のトラブルが共に急増し、フライトアテンダントがサービスに支障をきたすこともあるようです。
差別禁止法が、実質的に航空規制の緩和をもたらし、航空機の運行や乗客の安全に影響を及ぼしている話として興味深かったので整理してみました。
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